リアルビジネスのメリット・デメリット
2017/11/19
リアルビジネスとは、ネットビジネスに対する言葉としてできた造語です。
普通に企業に勤めて働いたり個人商店を開いたりして稼ぐ方法です。
このメリット・デメリットをいくつかに分類して説明していきたいと思います。
サラリーマンのメリット・デメリット
メリット
- 毎月安定して収入が得られる
- 成果によって給料が跳ね上がる
- 賞与(ボーナス)がもらえる
- 福利厚生が充実
もちろん企業にもよりますが、多くの企業からこのような形で恩恵を受けることができます。
安定して毎月給料がもらえるのが正社員の魅力です。
結果を出すことができれば会社に認められて給料やボーナスが跳ね上がります。
福利厚生も充実しており会社が社会保険料を半分支払ってくれるのも助かります。
デメリット
- 成果が上がらなければ給料が上がらない
- ノルマや目標数値などのプレッシャーが重い
- サービス残業が当たり前の風潮がある
- 人間関係のストレスが多い
- 転職するまでに強力なスキルを身に付けないと人生が終わる
資本主義・成果主義のため結果が出ないと給料は上がりません。上司からのプレッシャーが重いのが多くの人の悩みです。上司もまたその上からプレッシャーを受けています。
常に営業成績や数値目標がなどの ノルマ がつきまといサービス残業も多くストレスのたまる仕事です。
中小企業であればあるほどその傾向が高く、比例して人間関係も悪いところが多くなります。
ひどいところでは営業数値の横取りや責任の押しつけが発生する場合もあります。
ですが最近ではコンプライアンス(法令遵守)の考えが浸透してきており改善傾向にあるようです。
また、サラリーマンからサラリーマンへの転職の場合、前職で強力なスキルを身に付けていないと転職は非常に厳しくなります。
○○検定1級といった資格ではなく実践でどのような成績を収めたか、そしてそれを達成するために身に付けた能力や精神力が求められます。
正社員としての人生は転職によってかなり大きく左右されます。自分をアピールできる人でなければ転職先でも同じ悩みに苛まれることが多いです。
公務員のメリット・デメリット
公務員と一口に言っても警察官、国家公務員、教師など様々な職種があります。
ここでは共通して同じことが言えるものを説明します。
メリット
- 安定した給料が得られる
- 平均給料が高い
- 倒産のリスクがないためほぼ終身雇用となる
- 年功序列で勤続年数に比例して役職が上がる
- 強烈なノルマがない
なんといってもその安定性が魅力です。
会社とは違い倒産がなく、よっぽどのことがない限り解雇されることはありません。
長く勤務していればその分役職が与えられ給料は上がっていきます。
そして 給料平均も実は民間企業より多い です。
民間企業の平均が約480万円に対して公務員の平均は約670万円と高い結果となっています。(あくまで平均の話です)
民間企業のようなノルマや営業プレッシャーがないのもいいですね。
デメリット
- 休日でも要請があれば出勤しなければならない
- 業務内容がハードな部署もある
- 頑張りと給料が比例しない
- 昇格・昇給が緩やか
- 責任が重い
- 人間関係のストレスが多い
休日であっても事件や自然災害が起これば自分の家族を心配する間もなく出勤しなければなりません。
また人の命や人生を預かる仕事であるため責任が重いです。
仕事内容は下に行くほどハードな部署が多くなり、頑張って給料が上がる仕組みでもないので気力を失う人もいるようです。
ストレスがたまるため部内でいじめなども少なからずあるようです。
個人経営・フランチャイズ
メリット
- 頑張った分だけ自分の利益になりやすい
- 稼いでいる人は月に100万円の収入も!
- フランチャイズの場合は個人経営に比べて低資本で事業を始められる
- 自分のルールで経営できるため自由度が比較的高い
フランチャイズというのは身近なところで言えばコンビニのオーナーがそうです。
本部が用意したシステムを使ってオーナーが個人経営できるシステムです。
頑張れば頑張るだけ利益に返ってくる ため、チャンスをつかんで稼ぎたい商売好きな方に向いています。
フランチャイズであれば本部が店舗や物流システムを用意してくれ、継続的な経営指導も本部からあるため初心者でも経営できます。
ある程度貯金を貯めて脱サラで始める人が多いです。
自分が一国一城の主であるため自分でルールを決めて経営することができます。
たとえば従業員の数や時間を増減したり売る商品の種類や価格も自分で決められます。
店内の商品配置や販売促進を考えるのも楽しい仕事といえます。
デメリット
- 収入が不安定
- 怠けた分も収入に直結する
- 資金繰りが大変
- ライバル店の出店
- 将来の不安に悩まされる
- 確定申告を自分で行う手間がある
儲かる月もあれば儲からない月もあり、月収は不安定です。
自分できちんとルールを作りそれを守るように継続指導していかないと収入が減り自分の首を絞めることになります。
怠けて楽して稼げるおいしい仕事ではありません。
低収入になれば毎月の資金繰りに常に頭をかかえることになります。
フランチャイズの場合は取引先への支払いを本部が一時的に立て替えてくれるので支払いが滞ることはないですが、個人経営の場合は死活問題になります。
将来近隣にライバルが出店して自店の利益をむしばむリスクも十分にあります。
雇われているわけでないので自分で資産管理や経費精算、税計算、確定申告を行わなければなりません。
内容が煩雑なため税理士に依頼している方もいます。
フリーターのメリット・デメリット
メリット
- 時間給のため自分の都合の良い時間で働ける
- 自由な転職が可能
- 扶養に入っていても制限内で収入を得られる
- 労働時間によっては正社員と同じ社会保険に加入できる
- 急な予定が入っても他の人と交代できる
- 責任が少ない
- スキルをあまり必要としない
- 有給休暇を使用すると1日分の給料が入る
働く曜日や時間を自由に決めることができます。
もちろん企業によって労働時間は異なりますが、企業を選ぶことによって 自分のライフスタイルを守りながら働く ということが可能になります。
フリーターとはちょっと違いますが家事をしながら空いた時間でパート・アルバイトで扶養内収入を得ている主婦が多いです。
働く時間が多くなれば正社員と同じ社会保険に入ることができます。
急な予定変更にも対応してもらえるのがパート・アルバイトの利点です。
仲間内で連絡し合い交代してもらえれば休むことが可能です。
子供が急に熱を出して保育所に預けられない場合にありがたいですね。
正社員と比べて責任が少なく、もし問題が起こったとしても多くの場合は教育指導する立場にある正社員がその責任を負うことになります。
仕事を覚えるのに1~2週間で習得可能な業務内容であることが多く、誰でもできるのがメリットです。
そのため入ってみて嫌な職場の場合は転職して新しく再スタートすることも容易となります。
有給休暇を取ると働いていないのに1日分の給料がもらえます。
正社員の場合は月額固定給のため有給を取得しても休みが1日増えるだけです。
不労所得がもらえるというのはパート・アルバイトのメリットといえるでしょう。
デメリット
- 給料が低い
- 昇給が少ない
- 経営状態により真っ先にシフトが削られる
- 2ヶ月に1度契約更新がある
- 他の人に取って代わられる可能性がある
- 年齢が高くなると転職先が限定されてくる
- 世間体に問題があり結婚が難しい
時間給であるため給料は低く、昇給は少ないです。
3年働いても20円程の時給アップだけなんてこともザラにあります。
企業の経営状態によっては人件費削減命令がでることがあります。
その時に真っ先に始まるのがパート・アルバイトのシフト削減です。
日数を減らしたり休憩を多くとったりして調整させられます。
それに抗うのはほぼ不可能で従うしかありません。
契約更新が2ヶ月に1度あります。
店長や上司との面談の中で普段の仕事ぶりを振り返り今後の業務態度への指導を受けます。
そこで1週間で働く日数も契約変更となります。
他の人と比べられて日数が減るということもあるかもしれません。
簡単な仕事が多くスキルをあまり必要としないというのはメリットでもありますが、見方を変えれば他の人でもできる仕事ということになります。
そのため年齢が高くなってくると他の 若い人に仕事を奪われます 。
転職可能な自由があるかわりに年を重ねるとデメリットが顕著になってきます。
またフリーターとしての生き方を世間は認めつつあるものの、結婚ともなれば話は変わってきます。
フリーターという不安定な稼ぎで家族を支えられるのかを双方の両親が心配します。
結婚が認められないケースが多いようです。