給料が低いと文句を言う人がいるけど、本当に価値ある仕事してる?
2018/04/09
「ボーナスが少ない」
「手取りが10万円しかない」
「これじゃ30万もらっても割に合わない」
給与が低いことに対して文句を言う人がいますけど、本当にそれって低い給与なのでしょうか?
本当に給与に見あった仕事してますか?
私の昔入っていた会社の同僚で、「給料が低いんだよ」といつも口癖のように言っていた人がいました。
でもその人は正社員で、手取り25万円くらいはもらっていました。
たぶん彼は働いている時間に対して給与が割に合わないと思っていたんでしょうね。
でも彼の仕事ぶりを見ていると無駄が多かったんです。
後回しにすればいいことを先にやったり、おしゃべりが多かったり、効率の悪いやり方を続けていたり、片付けができていないから無駄な仕事が増えたり、他人と連携すればいいのに自分で背負ってしまったり。
社歴10年の彼は彼なりに一生懸命やっていたのでしょうが、全然遅いですし新入社員と同じくらいの働きぶりでした。
私からしてみればそれで手取り25万あったら十分でしょ。って感じでしたよ。
どうせ給与を上げてもまた文句を言う
人間って不思議なことに、欲がどんどん膨らんでいく生き物なんですよね。
手取り25万が手取り30万になったとしても、また1年後には「給料が見あってない」と言い出すんですよ。
たとえば、もし「毎月5万円をみんなに無償であげます!」と言われたらみんな喜びますよね。
5万あったら外食も増えて好きなもの買えますよね。
でも慣れって恐いですよ。
半年~1年も経つと「5万じゃ足りん。もっとよこせ」と言い出す人が必ず出てきます。
じゃあ10万にしたらその人は満足しますか?
いやいや、「15万よこせ」と言い出します。
そうです。キリがないんです。
給与の問題が解決されたら、今度は休日を増やせとか仕事量を減らせとか文句が次々に出てきますよ。
誰にでもできる仕事は給与が低い
価値とは、絶対的なものではなくて相対的に決まるものです。
仕事をしてもらえる給与も同じで、誰にでもできる仕事は価値が低くて、その人にしかできない仕事は支払われるべき賃金が発生します。
言われたことしかできない指示待ち人間は給与が上がらないですし、期待以上の仕事をしていく人には給与がどんどん与えられます。
すぐに仕事を覚えられるパート・アルバイトは給料が上がりません。
代わりは募集すれば他にもいますし、ひとりあたりの給与を上げる必要はあまりないんですよ。
でもアルバイトの中でも、アルバイトリーダーになって店長になってエリアマネージャーになって…と昇格していく人もいます。
そういう人はやっぱり人一倍の努力ができて期待以上の成果を出してきた人でしょうね。
より高い給料がほしければ、その組織の中で抜きん出る能力が必要なのです。
遅刻・欠勤せず真面目に毎日仕事をするのは当たり前です。
風邪をひかない努力をするのも社会人として当たり前です。
上から降ってきた仕事を期限内に終わらせるのも当たり前なんです。
求められるのはそれ以上の仕事です。
期待以上の目標値達成、新しい顧客の拡大、全員の業務効率改善の提案、新規プロジェクトの大成功などなど。
そこまでやっていても給与が20万程度なら、さすがに文句を言っていいです。
正当な評価をしないアホ経営者の会社や、部下を使い捨てにする無能上司がいる会社にいる場合はさっさとそこは辞めましょう。
そんなとこに長く働いていてもあなたのキャリアアップは見込めませんよ。
職業を選択できる自由があなたにはあります。
「自分の価値はもっと上だ!」「オレはもっと認められるべきだ」と自信があるのなら、転職してもうまくいくはずですからね。