マイホーム?賃貸?どちらがいいのかメリット・デメリット

      2018/03/27

人の生活に欠かせない衣食住。住まいについては誰もが思い悩むものです。

「もっと広い部屋に住みたい」
「一戸建てに住むのが夢」
「結婚するけど家はどうする?」

マイホームと賃貸のどちらがいいのかをメリットデメリットに分けてそれぞれ考察したいと思います。

 

 

賃貸のメリット

ライフスタイルに合わせて転居できる

一人暮らしの時、結婚した時、子供が生まれた時、要介護になったときなど個人のライフスタイルに合わせた住居選びが可能です。

 

仕事が変わったら転居できる

このご時世ですから、仕事を定年まで同じところを続けるのは難しいですよね。

仕事が変われば勤務地も変わり、近くもなれば遠くもなります。

賃貸であれば仕事に合わせて転居できるので身軽です。

 

また、給料が変わって今の住居の支払いが厳しくなった時には家賃の低いところに引っ越すことも可能です。

支出面で調整ができるのが賃貸です。

 

嫌になったら転居できる

隣近所に迷惑な人がいたら引っ越すことができます。

部屋が狭いと感じたら大きな部屋に引っ越せます。

 

修繕はオーナー負担

たとえば雨漏りがしてきたり、駐車場に穴が開いたり、普通に使う中で施設が老朽化により壊れることがあります。

経年劣化によって修理が必要になった時は住民の費用負担はありません。

ちなみに使い方が悪いと判断されたり、故意に壊した場合は個人の負担です。

 

 

賃貸のデメリット

支払い続けても自分のものにならない

「自分のものにならない支払いをし続けるのは損ですよ!」

よくマイホームを勧める営業マンが言う常套句です。

全くその通りです。

 

敷金・礼金・仲介手数料・更新料が必要

入居の際に敷金・礼金・仲介手数料などで30万円ほど必要な物件もあります。

最初に費用がかかるのがデメリットです。

物件によっては更新料を数年に1回支払うものもあります。

 

高齢の一人暮らしは貸し渋られる

一人暮らしの高齢者は孤独死や認知症の恐れがあるとして貸してくれる不動産が少ないです。

孤独死は死後気づくまでに時間がかかり、ニオイがきつく後処理が大変だそうです。

 

また、認知症は鍋の火をかけたまま出かけてしまったり、寝たばこをしたり、他の住居人に迷惑をかけたりするので嫌がられます。

不動産屋を5件回って紹介物件が3件という悲惨な話も聞きます。

 

危険なのは独身の高齢者だけではありません。

定年退職した後に熟年離婚して独り身になることもあり得ます。

 

転居は自分の都合以外にも、道路幅の拡大のための一時転居や、マンション建て替えなどで仕方なくお願いされる場合もあります。

また、数年に1度の契約更新で追い出される例もあるようです。

 

 

マイホームのメリット

自分のものになる

土地や住宅が自分の資産になります。要らなくなったら売ることも可能です。

子どもが壁に落書きをしても他人に怒られることはありません。

 

部屋の数が多い

マンションに比べてマイホームのほうが部屋の数が多いです。お子さんをお持ちのご家庭は子供部屋のことを将来考えた時にマイホームを選択する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

改築・増築が自由

自分で買った家ですので自由に改造することができます。部屋を増築したり、壁に穴をあけたり、釘を打ちつけたりが自由です。

 

ペットが飼える

マンションは基本的に犬や猫などのペットの飼育は禁止です。壁や柱、床に傷をつけられるからですね。でも一軒家であれば自由に飼うことができます。

 

 

マイホームのデメリット

多大な借金

多くの方は30年ローンや35年ローンと言った長期ローンを組んで毎月の支払いを減らすと思います。

 

しかしこれが例えば購入額が3000万円だったとしても、35年間の金利や諸経費がかさんで最終支払いが4000万円以上にもなります。

その支払いを毎月せっせと420回しなければなりません。

 

家が燃えてなくなっても、地震で倒壊しても、仕事がなくなっても、離婚して家から離れても、借金を返済し続けなければなりません。

 

引越ししにくい

住宅ローンの支払いがあるため、引越しがしづらいです。

引越しすると住宅ローンと新しい住居のダブルで支払いがあるからですね。

それゆえその土地に縛られることになります。

 

ご近所づきあいがずっと続く

ご近所に神経質な方が住んでいてゴミだしの仕方にケチをつけてきたり、夜中の子どもの泣き声がうるさいと文句をつけてきたり、ご近所の方と付き合いがうまくいかない場合でも家を離れることはできません。

 

地域によっては町内会費を毎月2000円支払って週1回の集会やゴミ拾い、ボランティアの参加などが義務付けられているところもあるようです。これもずっと続けなければなりません。

 

修繕費は自己負担

雨漏りやシロアリ駆除、ドアの修理など、不具合箇所の修繕費は全て自己負担です。

中古の物件ほどこの金額がかさむことになるので注意です。

 

仕事の変化に弱い

転勤で勤務地が変わる場合にも転居ができません。

転勤の場合はマイホームのローンを払いながら転勤先の住居賃貸も払うこともあります。

転勤の多い人には向いていませんね。

転職の場合はマイホームという土地に縛られるため、マイホームから通える仕事を選択することになると思います。

 

固定資産税を払い続ける

住宅ローンの支払いが終わっても、土地を所有していることで発生する固定資産税を払い続けなければいけません。将来家に誰も住むことがなくなっても、この支払いだけを続けることになります。

 

売ろうと思っても買い手がいない

少子高齢化によって空家が増えています。家はたくさんあるのですが若い世代が少ないため家が有り余っています。買い手がいなくて困ることになりますし、最終的に値下げして売ることにもなり得ます。

 

結果的にかなりの費用がかかる

建物と土地の代金に加えて、修繕費や固定資産税、長期ローンの金利が積もり積もって膨大な金額になります。金銭面だけで見ればマイホームよりも賃貸マンションの方がお得です。

 

 

まとめ

費用面と将来のリスクを考えると賃貸マンションが有利、部屋の改造をしたい人や住居の大きさを求めるならマイホームといったところでしょうか。

 

お金に余裕があればマイホームのほうが間違いありません。

老後のことを考えれば、持ち家があったほうがいいですね。

ですが毎月10~15万円の支払いを420回続ける覚悟が必要です。

 

それぞれの価値観や生活スタイル、ライフプランに合わせて慎重に検討して決めるようにしたいですね。

 

 

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