値引交渉術!家電量販店でもネット最安値で買う方法
2018/03/27

ネットで買うと最安値で買えるのは便利ですが「どうしても今欲しい」「何日も待てない」という時には家電量販店で買いたいですよね。
しかし家電量販店ではネットよりだいぶ高く販売されています。
定価で買っている人、損していますよ!
じつはコレ、交渉次第で安くできるのです!
かくいう私は、14万円の大型冷蔵庫を9万円まで値下げしてもらったり、9千円の電気シェーバーを4千円にしたりと買う時は絶対に値引きしてもらっています。
今回は私が編み出した値引交渉術をご紹介いたします。
※家電量販店でお勤めの方はこの記事を読むと「やめてくれよ」と気分が悪くなると思うので以下は見ない方がいいです。
値引き交渉術
①商品に詳しい人を呼ぶ
たとえば、急にパソコンが壊れて困り、急きょ家電量販店に買いに行ったとします。
お店に入ったら最初に誰でもいいので店員さんをつかまえて「パソコンを買いたいのですが、詳しい方を呼んでいただけますか?」と声掛けしましょう。
そこで来るのはたいてい社員の方で、パソコン関連の知識に習熟した人です。
必ず名札を見て肩書きを確認しましょう。
家電量販店には時給で働くパートさんも存在します。
定価で買う場合にはその人の対応でも十分なのですが、値引き交渉をする前提で行っているのであれば、値引きの権限を持っている社員を呼ぶようにしましょう。
②店員と仲良くなる
部門の社員の方が来たら、その人とできるだけ仲良くなってください。
たとえば「子育てが大変」「妻が鬼嫁で」「毎日会社の営業がつらくて」なんでもよいので共通の話題を見つけて仲良くなりましょう。
できたら名刺ももらい、できるだけ名前で呼ぶようにしましょう。
店員の誠実な対応や説明の上手さに気づいたら褒めるようにします。
もし褒め方が下手だったとしても、誰でも褒められると嬉しいものなので大丈夫です。
仲良くなっておくことでこのあとの値引き交渉が有利になります。
いちばんやってはいけないのが、「値引きしてよオーラ」を最初からガンガンに出すことです。
攻撃されると抵抗しようとする心理が働いてしまいます。
③予算を少なめに伝える
店員から予算を聞かれると思います。
このとき、予算は少なめに言っておくことをオススメします。
店員は最初は予算内の商品を紹介してきますが、さりげなく予算をちょっとオーバーする商品も紹介してくる展開になるはずです。
これは店員のテクニックで、予算オーバーながらも性能の良い製品をすすめて購入したい気持ちをあおります。
会話の中からお客さんの反応を見て「せっかく買うものなら良いものを買いたい」というお客さんの心を読み取りセールストークしてくるのです。
これで買い上げ単価を上げて売上を伸ばそうとします。
できるだけ安く買いたいと思うのならば、自分が出しても良いと思う予算より少なめで伝えておくようにしましょう。
④今日ほしい旨を伝える
急に必要になって困っていて、条件さえよければすぐに買うことを伝えましょう。
「このお客さんは買ってくれるぞ」と期待させるのです。
「別にいらないけどね」と冷やかしにきたお客さんよりも断然対応が良くなります。
「このお客さんを逃してはいけない」と思わせることが肝心です。
熱心な営業マンほどこの方法が有効です。
「買ってもらいたい」と思う心を高めておきましょう。
⑤他の関連商品も聞いておく
パソコンが欲しい場合、マウスやプリンターなど周辺機器や関連商品も一緒に欲しいことを伝えておきます。
単品で買うよりも、複数一緒に買ってもらうほうが売り上げが上がるのでお店側は喜びます。
実際に買う必要はなくても、話を聞いておくだけで相手の期待感を高めておくことができます。
⑥スマホでネット最安値を調べる
「ちょっと他の商品も見てみますね」と言って一旦店員から離れます。
スマホでネットの最安値を調べるためです。
楽天市場やAmazonなどで商品型番を検索して安い順に並びかえれば、すぐに最安値が調べられると思います。
このとき狙いの商品の値段がネットとそんなに変わらなければかなり競合調査をしている家電量販店と言えるでしょうが、たいていの場合は数千円から数万円高く値付けされていると思います。
実店舗の場合は、店舗を運営するにあたって人件費や電気代など諸経費がかかるためその分値段が高くなってしまいます。
⑦値引き交渉開始
再び先ほどの店員を呼んで、値引き交渉を始めましょう。
他のお客さんとの対応中の場合は手が空くまで待ちます。
「○○さんを呼んでもらえますか?」と他の店員に声掛けしておくことで早めに切り上げてこちらに来てくれることもあります。
スマホの画面を見せて「ネットでこの値段で売っているのですがもうちょっとお安くできませんか?」と聞いてみましょう。
絶対に横柄な態度で「安くしろ!」などと言ってはいけませんよ。
良い製品がほしいものの予算が低いのでツラいということを謙虚に伝えましょう。
⑧他の店も見てきたいと言う
希望の値段にならず、値引き交渉が難航する場合には「ほかの店も見てみたい」と言いましょう。
この時「今日中に決めたい」という言葉が効いてきます。
他の店に移られるとそこで決められてしまうとお店は思う訳です。
「ちょ、ちょっと待ってもらってもいいですか?」と再び交渉に入る場合もありますし、「分かりました」という場合もあると思います。
他の店に行くのは正直面倒ですが、値下げをしてくれない場合は他の店を当たるしかありませんね。
値引きができないというのが店長の判断であれば、今後その店での価格交渉は難しいと判断するべきでしょう。
とはいえ今後も利用するかもしれません。
去り際は失礼のないようにしましょう。
⑨最後のダメ押し
値段で最安値が取れなくても、お店のポイントをつけてもらったり、ポイントをつけない代わりに少し安くしてもらったり、宅配にかかる手数料をタダにしてもらったりと細かな交渉をしましょう。
最後の最後に端数を切ってもらうのも忘れずに。
たとえば53215円など中途半端になった場合は、215円はサービスでなくしてもらい53000円にしましょう。
⑩終わったらお礼を言う
値引き交渉が成立したら、最後にちゃんとお礼をいいましょう。
スタッフの対応の良さや人柄の良さを褒めて「今後も是非利用させていただきたいです」とリピーターになることを伝えます。
「友達にも伝えます!」と言うのもアリでしょう。
「これからも継続して利用してもらえるなら今回値引きして買ってもらっても良かった」と思ってもらいましょう。
今日の売上もあがり、これからの売上にも繋がるならお店側も満足です。
値引き交渉のしやすい時期
急に必要になった時には時期を選ぶことはできませんが、以下のタイミングで購入するとより交渉が有利になったり商品の相場が安かったりするので知っておきましょう。
土日祝日
店舗を運営する側には1日の売上の予算が決められています。
昨年の売上に今年のトレンドを掛け合わせるなどして予算を決めます。
土日の営業日には高い目標が掲げられているので社員も必死に販売に努めます。
特に高額の家電は一気に売上が上がるので、のどから手が出るくらい欲しいと思っていることでしょう。
ここを利用し、土日に交渉に行くのがベストです。
決算月
3月と9月の決算月は値引き交渉がしやすいです。
企業によって2月と8月の場合もあります。
入り口の張り紙や店頭の旗に「決算月セール!」と書いてあるはずなのでチェックしておきましょう。
決算月は企業の利益を確定する月です。
そのため少しでも売り上げを上げるよう社員は必死になります。
安くてもたくさん買ってもらうことで売上を上げたいのです。
また、決算月を過ぎるとネットでの価格も上がるので注意しましょう。
3月31日は最安値が5万円だったのに4月1日からは6万円になることもよくあります。
月末
決算月でなくても、月末でもある程度の交渉はできます。
誰でも締日が近づけば焦りを感じてくるはずです。
上司からのプレッシャーもあります。
昨年と今年の曜日周りを比較して、土日の数が今年の方が少ない月はチャンスです。
昨年の売上をベースに予算組みがされているので、昨年が土日が多くなると今年の予算も高くなります。
また、昨年に比べて雨や雪、台風の多い月もチャンスです。
客足が落ちて売上目標に届いていない分、月末はかなり焦っています。
年末年始
12月~1月上旬までの年末年始は、消費者の財布のひもが緩む時期です。
この年末商戦をものにするため、企業は本気の売り込みをかけてきます。
季節の終わり目を狙う
商品には季節の移りがあります。扇風機であれば夏に売れますし、暖房器具は冬に売れますよね。
季節が終われば需要が減り安く買うことができます。
パソコンであれば春と秋に新しいモデルが発売されるので、その前に買いに行くと前のモデルを格安で手に入れることができます。
春に出る新商品の発売前に行けば、昨年秋に出た新商品を安く買えるのです。
お店側からすれば、商品は売れなければただの負債です。
売れてくれることでお金にかわり、利益になるので早く売ってしまいたいと思うのです。
できるだけ在庫を少なくして運営することでお店の利益は最大化します。
とくに季節の商品の売れ残りは早くなくしたいものです。
こうしたお店側の心理を利用しましょう。
また、ネットでの価格もニーズの移り変わりに対応して値段が上下します。
このため型落ちやシーズンオフ商品を店舗で聞いた後でも、ネット価格はさらに下をいっていることが多いです。
さいごに
ネットショッピングの影響で家電量販店の運営も厳しくなっています。
全国区の価格競争に巻き込まれ、地域のお客さんを独占できる時代ではなくなりました。
ネットショッピングは安く買えてしかも家まで届けてもらえて便利ですが、実店舗にはアドバイザーがいて詳しい説明を対面で受けることができるメリットもあります。
実際の商品を見たり試したりもでき、操作性などのネットでは分からない部分も確認することができます。
また、すぐに欲しいという需要に対応できるのも大きなメリットです。
これらのメリットを得ながらもネット最安値で買えるテクニックを使って、あなたもお得な買い物をしませんか?
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