ミニマリストを目指した断捨離で後悔する人の5つの特徴とは

   

断捨離 病気 症候群 あるある 後悔 捨ててはいけない

  • ミニマリスト目指してます!
  • 断捨離で○○捨てちゃいました!

最近はそういったプチ自慢をする人が増えてきたように感じます。

でもそれと同時に増えてきているのが「捨てて後悔しました」「やっぱり不便だった」「後日買い直しました」「健康を損ねました」という声です。

 

というわけで今回は、断捨離をしてみたものの後悔している人の5つの特徴をご紹介しようと思います!

 

※今回の記事の中には過激な発言もありますが、特定の誰かのことを批判しているわけではないのでご理解いただければと思います。

 

断捨離で後悔する人の5つの特徴

「やっぱ捨てなきゃよかったかも…」

なんて後悔している人には、ある特定のパターンがあることに気づきました。

 

捨てることが目的になっている

断捨離の意味を履き違えて、捨てることが目的になっている人がたまにいらっしゃいます。

 

捨てなくていいものまで捨てて、「身軽になった」「スッキリして気持ちいい」なんて痩せ我慢してる人見かけませんか?

たとえば、料理が好きなのに便利な調理器具やキッチン家電を手放してしまったり、洗濯機を捨てて手洗いやコインランドリーにすればいいと言ってたり。

 

「持ってなくてもなんとかなる」と不便を感じながら生活するのは断捨離とはいえません。

  • 服の洗濯は洗面所でゴム手袋をしてゴシゴシして…
  • 外が寒いので食材はベランダに置いとけば冷蔵庫いらない
  • 電子レンジの代わりはフライパンや蒸し器です!
  • まな板を断捨離してお皿の上で切ってます
  • カフェに行けばWi-Fiがあるので家のネット契約はいらない!

どう考えても不便で時間や手間がかかるのですけどね…。

 

その他には、捨てたことのメリットを無理矢理つけてオススメするパターンもあります。

  • エアコンなくして電気代浮かせてます!
  • コインランドリーの方が服もフワフワで乾燥の手間もナシ!
  • 電子レンジ使わずにフライパンの方がカリカリに仕上がる!
  • スッキリして憧れの生活感のない部屋に!

いやまあ、確かにそうしたメリットはありますけど、その他に犠牲にしているものの方が大きいですよね…。

 

コインランドリーに行く往復の時間や、洗濯物を両手いっぱいに抱えて移動する労力の方が無駄じゃないですか?

洗濯機が家にあればコインランドリーよりも安くて少ない労力で済んでしまうのに、手放す意味が私には分かりません。

(ちなみに我が家の服の洗濯は干したり片付けたりを含めて1日の中で5分未満で終わります。)

 

エアコンがなくて暑い中寒い中過ごしてたらストレスたまりますし、仕事の効率が下がる・体調を崩すなんてデメリットもあります。

電子レンジ・炊飯器のように、スイッチひとつ押しとけばあとは勝手にやってくれて終わりの時間も気にしなくていい家電製品を利用する方が楽ですよね。

 

時短になる便利なものや、生活が快適になるものまでなにもかも捨ててしまって、そのぶん労力が増えてしまうのは断捨離とはいえません

 

「洗濯なんて1ヶ月に1度でいい」

「料理しないから炊飯器・電子レンジ要らない」

「いつも冷蔵庫には飲み物しか入ってない」

とかなら捨ててもいいとは思います。

もともと興味がなくてたまにしか使わないものなら捨てても大丈夫です。

 

でも毎日使うものなのに捨ててしまって、「多少不便だけどなんとかなってる…いやむしろ快適じゃん!」と自己暗示をかけてる人は、はたから見て残念に思えます。

 

某有名ミニマリストのようになろうとしている

ミニマリストに憧れるのは自由ですが、生活スタイルまで真似するのはちょっと違うかなと思います。

 

たとえば、某有名ミニマリストは自炊が嫌いで外食に頼っているとします。(たとえばの話です)

するとキッチンはいつもピカピカで電化製品も少なく、スッキリとした部屋になりますよね。

 

そのミニマリストにとってはそれがベストの状態でノンストレスな環境なわけです。

彼は「自炊する時間と手間を自由時間に回したほうが良い」という考えでそうした生活スタイルにしているのですから。

 

でも料理が好きな人が同じような環境にすると、むしろストレスを感じることと思います。

人はそれぞれ性格が違って好きなことや趣味も違うわけですから、好きなことまで捨ててスッキリを目指さなくても良いのです。

 

服が好きだったら無理に3着まで絞り込む必要はないですし、キャクターグッズが好きだったら無理に捨てる必要はありませんよ。

 

急ぎすぎている

断捨離は1回や2回程度で完成するものではありません。

取捨選択を20回30回と何年もかけて繰り返して絞り込んでいくものです。

 

それを急ぎすぎてしまって、必要なものや未練のあるものまで捨ててしまうと断捨離はうまくいきません。

本当に心から「もう要らないわ」と思えた時に捨てることによって、リバウンドしない断捨離ができるようになります。

 

そのためには、一度裏に片付けてしまうというのもアリです。

ダンボールやゴミ袋に入れてしばらく押入れにしまっておいて、使わない生活を体験してみると不便かどうかを確かめることができます。

 

【おまけ】

断捨離好きな私は、家族に強要はできないせめぎ合いの中で「こっそり隠しておく」という技を身につけました。

(これ絶対使ってないよね?)と思うものを裏にひそかに隠しておくのです。

そして、「あれ?○○見かけなかった?」と言われた場合は仕方なく出してあげますが、しばらく(最長で1年)使ってなければ本人の了承を得て捨てます。勝手に捨てるのは絶対NGですからね^^;

 

緊急性の高いものまで捨ててしまう

「今すぐなんとかしないといけない!」

人生の中ではそんな場面に出くわすことがたまにあります。

 

たとえば急なお葬式。

数珠や喪服は数年単位で使わない期間がありますが、急に訃報が入るととたんに重要なものに早変わりします。

 

それから子供の制服のボタンが取れてしまった!という時のための裁縫セットや、トイレのすっぽん、災害時用の防災セットなども普段は使う場面が少ないけれど緊急性の高いものです。

人によっては自転車の空気入れや来客時用のコップなんかも必要になるかもしれません。

 

SNSで自慢するのが目的になっている

ミニマリストを目指している人の中にはSNSで自分を発信している人も少なくありません。

「ものに縛られない私、カッコいい」

「必要だという固定観念を捨てた、俺スゴい」

自己満足に浸ったり他人の評価を欲しがっていて、目的がズレてしまっているように感じます。

 

結局周りの目を気にしてストレスがたまる生活をしていることに気づけているでしょうか?

無理矢理捨てまくった結果、それが評価されてフォロワーが増えて収入につながっているとかで無い限りは、無駄な努力になっているともいえます。

 

断捨離は、その先にあるものを目的にするのであって、物を捨てること自体には特に意味はありませんよ。

 

 

断捨離の本当の目的とは

断捨離の本当の目的は、自分の好きなこと・やりたいことに回すための時間やお金を作ることにあります。

 

  • 教養にならないテレビをダラダラ見てしまうのをやめて自由時間を増やす
  • 同じ服を何着も持って毎日同じ見た目にすることで服装の悩みをなくす
  • たまにしか使わない物を捨てて片付けの手間と時間をなくす
  • なあなあで続いている人間関係をきっぱりやめる
  • 日常の小さなストレスを減らして仕事や育児などに集中できるようにする

 

”よく考えたらどーでもいいこと”を思い切って切り捨てることで、本当に大切なことを優先させるために断捨離はあります。

 

逆に物が増える断捨離法もある

物を減らすことだけが断捨離ではありません。

断捨離を求めた結果「ものが増える」ということもあるのです。

 

最近は便利な時短家電がたくさん出ていますよね。

  • 自動掃除機
  • 食器洗浄機
  • 電気圧力鍋
  • 電気ケトル
  • フードプロセッサー
  • 電動歯ブラシ
  • 送風機付き乾燥機

などなど。

好きだからこだわりがある。でも時間がかかるから手間を減らしたい。

そんな時にはこうした物は増やしてもいいのです。

 

「毎朝焼き立てのパンが食べたくてしょうがない。カリカリのパンなしの生活なんてありえない。」なんて人はトースターを持つべきです。

「挽きたての香り高いコーヒーがないと生きていけない」という人はコーヒーメーカーを買えばいいです。

出勤前の忙しい朝にフライパンでパンを焼いたり、ちびちびお湯を足してドリップしている暇なんてありません。

 

「じゃあコーヒー・パンをやめろよ」という意見も当然あると思いますが、その人にとっては他に代えられない何よりも大事なものだったらしょうがないですよね。

他人にとってはどうでもいいことだけど、自分にとっては大事なこと。あなたにもそういうものありますよね?

 

 

さいごに

断捨離とは、物にあふれてしまったこの時代に『自分にとって本当に必要なものはなんなのか』を突き詰めていくものです。

なので断捨離のたどり着くところは人それぞれというのが正解です。

 

人はそれぞれ、モノの価値観・お金の価値観・時間の価値観・労働の価値観・思い出の価値観がみんな違います。

特定の人に憧れて同じようにする必要はありません。

 

彼氏彼女がいる・いない
結婚している・していない
子供がいる・いない
勤め先がブラック・ホワイト
親が元気・病気
お酒が好き・嫌い
趣味が多い・少ない
住まいが都会・田舎

 

人それぞれいろんな環境や状況もあって、同じように暮らすのは無理な話なのですから。

 

 

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