安さにこだわりすぎると人生損することばかり!
2018/11/09
「安いところに予約できた!」
「見て見て!こんなに安く買えちゃった♪」
と買い物・サービス利用を楽しむのはいいですけど、そのあと「期待はずれだった」「損した!」と困るのは自分です。
安さばかりに目が向いて、大事なことを見失わないように気をつけたいですよね。
ここでは、値段の安さに目がくらんで騙されないようにするためのコツをお伝えしていきます。
安物はすぐに壊れる→結果的に出費がかさむ
「安かろう悪かろう」という言葉があります。
安いものは粗悪なものだろうから壊れてもしょうがない、という意味です。
安く売っているものにはそれなりの理由があって、”安さを武器にしているだけの商品”という認識を持たないといけません。
安い家電製品
みんなの口コミで「すぐに壊れた」という商品は買いたいとは思わないですよね。
だって買って1ヶ月で壊れちゃったらまた買い直さないといけなくて結局出費が増えてしまうんですからね。
最初に2000円で買った
↓
1ヶ月ですぐ壊れた
↓
今度は壊れにくい5000円のものを買った
↓
合計7000円の出費
それだったら、ある程度高くても壊れにくいものを選んだほうが良いと思いませんか?
最初から7000円のものを買ってもいいわけですし。
そしたら便利な機能をひとつプラスできるかもしれません。
安すぎる中古自動車
1万円とか3万円といった中古自動車を見かけるときがありますよね。
あれ、かなり危険な乗り物です。
いつぶっ壊れるか分からない車なんですよ!
たとえば買って3ヶ月後にエンジンがかからなくなったり、変な音を出しながら走ったり、走行中に壊れたりもします。
走っている途中でエンストして制御がきかなくなって事故したら…と思うと私は絶対に買うことはできません。
ちなみに中古車販売店は事故の際の責任はとってくれないことが多いです。
「当時の担当者が退職したので分からない」と普通に言われるそうです。
実際に私の身の回りの知人に何人もそんな人がいたくらいなので、全国的に見ればそんな事例はもっと多いはずです。
あと、本体価格は1万円であっても、販売手数料や車検代、自賠責保険、部品交換、オイル補充などいろいろな費用が必要になって結局30万円くらいにはなります。
目の前の安さだけに飛びつかないようにしないといけないですね。
安いサービスには裏がある!
「どこよりも安い!」
と謳い、安さにこだわったサービスというのはクオリティに問題がある場合があるので注意が必要です。
お客さんから受け取れるお金が少ないので、従業員の給与も少なくなって、従業員のパフォーマンスに響いてくるからです。
従業員が給与が少なくて不満を持っているからではありませんよ。
従業員給与に当てられるお金が少ないということは、アルバイトをたくさん雇うことになります。
すると離職率が高くなってノウハウが蓄積されないので、あるべきパフォーマンスが出せないことに繋がります。
また、少ない利益だけど客数を上げて利益を増やすタイプの”薄利多売”の商売は、ひとりあたりの従業員の仕事量がどうしても増えてしまいます。
するとお客さん一人ひとりのサポートも手厚くできなくなってしまうわけです。
たとえばネットの自動車保険。
安さをウリにして契約数はうなぎ登りですけど、事故にあった時のサポートが弱い自動車保険もあるので注意が必要です。
栄養はしっかり摂ったほうがいい
あんまり安いものにこだわりすぎて、栄養が摂れてないと健康を損ねますよね。
病気になってしまったら余計にお金がかかると思いません?
安いからといってご飯や麺類ばっかり食べていたら太っていろんな病気になりますよね。
外国産のものはできるだけ摂らないようにしたり、サプリで栄養を補うようにするのも健康維持のために大切です。
安物の化粧品・洗剤は健康を害する
安物の化粧品や洗剤は、体に悪い物を使っていることが多いです。
消費者が安いものを求めるので、その期待に応えるために健康面に不安の多少ある安い原料で作るからです。
たとえば化粧品を長持ちさせるための保存料にはいろんな種類があります。
- 人体には基本的に無害だけど長期間の使用でどうなるかはわからない保存料。
- 自然由来の成分で安全安心な保存料。
後者のほうが安全ですけど商品価格は高くなります。
でも消費者は安さを優先して前者を選ぶんですよね。
食器用洗剤だって同じですよ。
安くて泡立つ洗剤だったら、みんな手荒れをするものだろうが買うんですよ。
もちろん商品パッケージには「手荒れにご注意ください」なんて書いてないですよ。
だからみんな良い部分だけを見てダマサれて買うわけです。
世の中そんなことだらけです。
自分の価値観にあったものを選び、対価を払う
「今が良ければそれでいい」
というのであれば安いもので全然良いと思います。
でも長期間の利用を想定して、そこにあるメリット・デメリットを考えるなら、安いものだと不安になってきませんか?
たとえば家選びの時でも、中古物件を200万円という安さで買うと後で修理箇所がたくさんあって苦労するかもしれません。
床の下がシロアリに食われていて、床が傾いてきたり穴が空いたり。
柱が雨漏りで腐っていて壁がカビだらけになったり。
お風呂場にヒビが入っていて水で基礎がボロボロになったり。
そんなのが嫌なら、それなりの対価を払ってリフォームしないといけないですし、そもそもそんな家を買わないように自分で勉強することも大事です。
リフォーム会社も安いのを選んだら、見えない部分が手抜きになるかもしれません。
安さに気を取られて大きな損をしてしまうことは本当に多いです。
安いに越したことはないけどある程度の品質もほしいのであれば、きちんとそれなりの対価を払うようにしないといけないですね。