お小遣いサイトを自動化?! ツールの使用は不正行為!!
「お小遣いサイトのミニゲームや広告クリックを自動で行ってくれるツールはないかなあ…」
誰でも1回は考えるものですよね。毎日行っていると面倒になってきますし、だれでも楽な方法があったら飛びつきたいものです。
しかもツールの使用が蔓延化しているかのように思わせるのがミニゲームでのランキングです。上位にランクインしている人の成績はまさに異常ですよね。
たとえば
「○○を囲め!」クリア秒数6秒・6ステップ
リバーシ 対戦回数100000回
これ絶対機械がやってるじゃん・・・とおもってしまう数字ですよね。
人間の反応速度では絶対に無理な速さでクリアしていたり、理論上24時間ずっとプレイしていても無理な数字だったりという無茶苦茶な数字を叩きだしています。
これらは、機械が自動的にプレイしてクリアしてくれるプログラムやアプリ、ソフトなどのツールを使ってランキング上位を独占しています。
こんなのにまともに対抗しようと思っても絶対に勝てません。
足で走って自動車と競争するくらい無謀です。
嫁に月10万円お小遣いほしいとお願いするくらい無謀です。
また、お小遣いサイト内の広告をクリックして稼ぐポイントでも、自動で広告クリックしてくれるツールが存在します。
たくさんあるお小遣いサイトの中の広告クリック案件を一括して自動クリックしてくれるという便利な代物です。
「寝ている間でも自動でポイントを稼いでくれる・・・」
甘い誘惑に乗ってしまいたくなるような危険な香りがしますね。
ツールの使用は不正行為!!
「じゃあ私もツール使ってやってみよっと!」
という発想は持たないでください。
「え?なんで?みんな使ってるんでしょ??」
ダメです。
一時的に稼ぐことはできますが、じつはこうした行為はお小遣いサイトで禁止行為とされていて、かなり厳しい罰則があります。
禁止行為とされて厳しい処罰がある理由は以下の通りです。
広告主のメリットは皆無
広告主は利用者に広告を見てもらうことで後々利用してもらおうとしています。
自動でゲームをプレイするツールや、自動的に広告を開くツールを利用されることは、広告主側に何のメリットもありません。
もし仮にこの自動化ツールが普及した場合、利用者に広告を見てもらうことがないため宣伝効果がないことになり、広告主は意味もなくただお金をばら撒くだけになります。
「だったらお小遣いサイトに広告出すのやーめた」と広告主は手を切り、お小遣いサイトの仕組みが成り立たなくなってしまいます。
結果的にお小遣いサイト側にも不利益を与える行為ですよね。
そのため、こうしたツールの利用に対してお小遣いサイトの運営会社は利用を撲滅しようとはたらいています。
ツールを不正利用すると…
・アカウントの停止
・会員登録の解除
・獲得ポイントの没収
・過去に交換した現金やギフト券も没収
・損害賠償の請求
アカウントの利用が止められ、会員登録が解除されます。
さらに、今まで獲得したすべてのポイントを没収されて、 過去に手に入れた現金・ギフト券なども回収 されます。
最悪の場合は損害買収の請求にまでいたることがあります。
というのも、各お小遣いサイトの利用規約にこのことが書いてあります。
ここでは大手お小遣いサイト「モッピー」の利用規約を例に見てみます。
ちょっと難しい内容になるので、詳しく知りたい方はタブを開いて見てください。
ここまで読んでも「そんなこと言ってもバレなきゃ大丈夫でしょ?」と思っている方も開いて読んだ方がいいです。
ただ、知っておいて損はない情報ですので時間のある方は見ることをオススメします!
↓↓↓↓
利用規約をかみ砕いて説明
禁止事項
第17条:禁止事項
下記に該当する行為を禁止いたします。
(1)本サービスを不正の目的をもって利用したり、営利を目的として利用すること。
・
・
・
(17)その他、法律に反する行為、又は当社が不適当と判断する行為。
引用元:モッピー「利用規約」
禁止行為について、モッピーの利用規約にはハッキリと「自動化ツール」という言葉で具体例は書いてありませんね。
「不正の目的を持って利用」というようにかなり広範囲な表現をしています。
この「不正」の定義について争うこともできますが、「通常の想定される範囲でのサービス利用から逸脱した行為」ですので、不正として当てはまると言えます。
また、運営会社がダメと判断する行為も禁止しています。
これもかなり広範囲で向こうのサジ加減ひとつで裁かれる内容となっています。
この一文によって網の目をかいくぐるような小さなスキマも埋められていますね。
ポイントの取り消し
第16条:ポイントの取消
会員が以下のいずれかの項目に該当する場合は、当社の判断により、会員のポイント残高からポイントの一部又は全部を取り消すことができるものとします。また取り消されたポイントに対し、当社は何らの補償も行わずまた一切の責任を負わないものとします。なお、すでに特典交換されている場合、会員は当社に対して過去に遡及して金品等の返還義務が発生し、かつ損害賠償の義務を負うものとします。
①会員が6ヶ月以上本サービスを利用していない場合。
②不正な手段によってポイントを取得した場合。
③第5条に該当した場合。
④会員が反社会的勢力の団体員及び団体関係者に該当する場合。
⑤システムの故障等により、通常付与される以上のポイントが付与されていると当社が判断した場合。
⑥その他当社が会員に付与されたポイントを取消すことが適当と判断した場合。
引用元:モッピー「利用規約」
現在貯めているポイントが没収されるだけでなく、 過去に手に入れた現金・ギフト券なども返却する義務が発生します。
たとえば今貯まっているポイントが2万円分あり、過去に5万円分換金していた場合は合計7万円まで回収される可能性があるということです。
損害賠償の請求
第23条:損害賠償
(1)会員が本サービスの利用によって加盟サイト、他の会員や第三者に対して損害を与えた場合、会員は、自己の責任と費用をもって解決し、当社に損害を与えることがないものとします。
(2)会員が本規約に反した行為、又は不正若しくは違法な行為によって、当社及び加盟サイトに損害を与えた場合、当社は、当該会員に対して、当該損害賠償の請求を行なうことができるものとします。
引用元:モッピー「利用規約」
「不正によって運営会社と加盟店に損害が及んだ場合、損害賠償の請求を行います。」と書いてありますね。
「広告クリックの自動化」や「ゲームの自動プレイ」のツール使用ではこの”損害”を与えることはないと思うかもしれません。
しかし、私たち素人には自動クリックや自動プレイのプログラムが分からないですよね。どんな仕組みで動いているのかが分からない以上、損害を与えるリスクがゼロとは言い切れません。
たとえばお小遣いサイトのシステムを破綻させて、全ユーザーに影響を与えるかもしれません。たとえば1回しか獲得できないはずの広告利用を何度も何度も発生させ、広告主に不利益を与えてしまう可能性だってあります。
それがきっかけでお小遣いサイトと広告主との関係を悪化させた場合にも損害賠償の支払い義務が発生します。
会員登録の解除
第10条:会員資格の一時停止・取消
(1)会員が以下のいずれかの項目に該当すると当社が判断した場合は、当社は、当該会員につき、会員資格を一時停止又は取消しすることができるものとします。なお、会員資格の一時停止又は取消しにより当社及び第三者に損害が発生した場合は、当該会員がその損害全額を賠償するものとします。
①メールアドレスを変更した1週間以内に、本サービスにおける既存登録内容の変更手続きを行わなかった場合。
②ドメイン指定受信拒否などにより、本サービスからのメールを1週間以上受信できない状態が継続した場合。
③当社又は加盟サイトに届け出た情報に事実と異なる内容があった場合。
④当社が本サービスにおいて提供する情報を当社の承諾を得ることなく改変した場合。
⑤本サービスの運営を妨害した場合。
⑥不正の目的をもって、本サービスを利用し、又は他の会員若しくは第三者に利用させた場合。
⑦会員又は第三者による不正若しくは不正のおそれがある場合。
⑧不正な手段によってポイントを取得した場合。
⑨本規約のいずれかの条項に違反した場合。
⑩会員について、差押、仮差押、仮処分、滞納処分、強制執行がなされた場合。
⑪会員が反社会的勢力の団体員及び団体関係者に該当する場合。
⑫その他、当社が会員として不適当と判断した場合。
(2)会員は、会員資格が取り消された場合には、取消時における全てのポイント、特典及び本サービス利用に関する一切の権利を失うものとします。
引用元:モッピー「利用規約」
不正利用をした場合と、運営がダメと判断した場合は会員を解除すると書いてありますね。
ツールの利用が思わぬトラブルを生むこともあり得ます。
たとえばポイント獲得のページに何度もアクセスしていたり、すでにポイントを獲得したはずの広告を10000回クリックしているといったバグが発生しているかもしれません。
結果として獲得したポイントが少なかったとしても、そうした異常行為が不正と判断されるかもしれません。
利用規約の変更
会員の利用規約はいつでも変更でき、会員はそれに従うと書いてあります。
第22条:規約の範囲及び変更
(1)当社がサイト上に掲載し、又はその他の方法により規定する個別規程及び当社が随時会員に対して通知する追加規程は、本規約の一部を構成するものとします。また、本規約の定めと個別規程及び追加規程の定めが異なる場合には、個別規程及び追加規程の定めを優先させるものとします。
(2)当社は、会員の承諾を得ることなく本規約をいつでも変更することがあり、その際のサービス利用条件は、変更後の会員規約によるものとします。変更後の会員規約については、当社が別途定める場合を除いて、本サービスにて表示された時点より、効力を生じます。
引用元:モッピー「利用規約」
つまり、「現時点で規約に書いていないことでも、これから新たに書き加えることができますよ~」という内容です。
まあこれはお小遣いサイトに限らず、どこの企業の契約書を見ても書いてあることなのでしょうがないですね。
どんな会社にも倒産のリスクはあり、それを回避するために規約の改定を行うのです。
たとえば国によって新しい法律が生まれ、今までのビジネスモデルが通用しなくなった時に仕組みを変えなければいけない時もあるでしょう。そういった時のための保険としてこの文言は書いています。
今まで誰も考え付かなかったような新たな不正方法が見つかった場合には、利用規約を見直して取り締まるように改定します。
きちんと真面目に利用している人が損をしないようにするための取り組みです。
不正行為を助長する行為
「お小遣いサイトを自動化すれば簡単にあなたもお小遣いを稼げますよ!」と言ってツールの使用を勧めるのも不正行為です!
こういう人は自分は不正ツールを使わないくせに人に勧めてくるものです。
はっきり言ってしまえば「勝手にポイントが貯まっていくなら始めようかな」と思う人をカモにして自分の利益にしているだけです。
こうした人たちに騙されないようにしてください。
「お小遣いサイト 自動」と検索すると結構な割合で自動化ツールを勧めてくるサイトが見つかります。
こうしたツールの蔓延を防止するためにお小遣いサイトの運営側が啓発していかないといけないと私は思います。
たとえば刑法の場合でも、殺人をした犯人だけでなく、それをけしかけた人物も助長罪に問われるものです。
不正行為を助けるような人も裁かれるべきです。
さいごに
利用規約の細かい文字まで読んでいる人ってどのくらいいるんでしょうか?
こうして書いている私も、利用するサイトの全ての規約を読んでいる訳ではありません。
でもですね、各企業の利用規約はだいたい似通ったものです。
法律を勉強してなくても、読んでいると「どこも同じようなことを言っているなあ」と気付きますよね。
・サービスの利用
・個人情報の管理と使用目的
・知的財産権
・入会
・更新
・退会
・登録情報の変更
・禁止事項
・損害賠償
・契約解除
・免責事項
・規約の改定
だいたいこんなようなことが書いてあるものとして、不正利用はしないように努めていれば大概は問題ありません。
たった数百円分のポイントのせいで、今までとそしてこれからの何万円分のポイントを失うことになるのですから、絶対に不正用ツールは使用しないようにしましょう。
現に前までランキング上位だった人がいなくなっていたり、ゲームクリア回数の異常な数字が無くなってきたりと改善されているのが見て取れます。
おそらく私たちの見えないところで取り締りと処罰が行われているものと思います。
目の前のお金に飛びついて先のことを考えないような人にはならないようにしたいですね。
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