ブログは毎日審査されている!検索ロボット・スパイダー・クローラー
2018/05/19
ブログを更新していると、記事を公開したあとすぐにPV数(ページビュー数)が上がることがあります。
たまたま開いてもらったということもあるでしょうが、それにしても頻度が高すぎます。
じつはインターネット上を飛び回っている 「検索ロボット」 というものがブログに来てPV数を上げているんです。
今回は検索ロボットについて、何をやっているのかやサイト表示順位にどういった影響を与えるものなのかをご紹介したいとおもいます。
検索ロボットって何してるの?!
スパイダーやクローラーとも呼ばれ、ブログやサイトの内容を毎日見て回り審査するのが仕事です。
検索ロボットにはたくさんの種類があり、世界中のあちこちから発信されたロボットがやってきます。
有名なものはGoogleの「Googlebot」やMicrosoftの「BingBot」です。
検索ロボットに審査してもらえると記事がGoogleやYahoo!上に検索表示されるようになります。
たとえばGooglebotの場合は、記事に違法な内容が含まれないかや、利用者にとって有用なものかどうか、他人が書いた記事をコピーしたものでないかなど200以上の項目をチェックされます。
そこで記事やブログの評価が決まるのです。
ためしに違法な内容の記事を書いてみると、ものすごい数のロボットが異常を察知して集まってきますよ。
私は無料ブログをやっていた時に、そちらで表現を誤ってしまったばかりに異常な数のPVを稼いでしまった経験があります。
その後すぐに気が付いて直すとスッとおさまりました。怖いですよね(笑)
「えええ、いきなりPV伸びすぎだよ?!」と思った場合は一度内容を見直してみるとよいかもしれません。
アクセス解析ツール
この検索ロボットをPV数に含むかどうかはブログのアクセス解析ツールによって異なります。
一緒に含むものだと、純粋なユーザーの数を知ることができません。
無料ブログについているアクセス解析では、この検索ロボットも一緒くたにしている模様です。
PV数を多く見せて記事作成者のモチベーションとなるように、運営側がわざとそうしているのかもしれません。
現在、私はこのブログではワードプレスのプラグイン「Slimstat」を使ってアクセス解析しています。
高機能で動作が軽いのが特徴で、検索ロボットと純粋なユーザーを分けて集計してくれるので助かっています。
検索ロボットの数は日によってまちまちですが、当ブログには1日あたり50~70回来ている様子です。
上位表示されるブロガーさんだとロボットは毎日1000を超えるらしいです。
順回数が平均70回を超えてくるとSEO対策の効果が出てくると言われています。
まずはこの数を目標にブログ更新を頑張りましょう。
ページランクとは
以前はページランクというサイトやブログに対する評価付けと順位付けをGoogleが行っている様子が公開されていました。
評価が0~10の間でランク付けされ、これが検索表示の順位を決定します。
全員が見ることができるためSEO対策の指標となっていたものでした。
2016年4月にこの仕組みはなくなり、ユーザーはページランクを見ることができなくなりました。
ですがGoogleの内側で動いているシステムはそのまま生きています。
同じように検索ロボットで情報を集めて評価付けをしています。
検索ロボットの悪用をする人がいる?!
じつはこのロボット、全てが警察のような仕事をしているだけではないのです。
検索ロボットのプログラムを悪用する人が存在します。
たくさんのサイトから情報を抜き出し、主要な部分をまとめて集約することを目的としたロボットが飛び回っています。
これを使い新たなWebサイトを自動で作成するのです。
これが発達すると、私たちが一生懸命書いた文章を一瞬にして盗まれ、しかもより上質なサイトに仕上がってしまうわけです。
Googleでは、この自動生成されたコンテンツおよびサイトに関しては検索で表示されないように対抗していますが、それをかいくぐる対策も練られたりとイタチごっこが続いているのではないでしょうか。
さいごに
現在の人工知能の発達に伴い、検索エンジンの機能も強化されています。
将来的にはGoogleは、記事作成者に対してウソの内容の記事には訂正を促していきたいと言っています。
利用者がより便利で快適なネットサーフィンができるように日々プログラムの改善に努めています。
できれば善良な検索ロボットにたくさん来てもらい、検索で上位表示をしてもらいたいものですよね。
定期的にこのロボットが来るようにして評価を上げるためには、新しい有用な記事を書き続けていく更新頻度が重要です。
検索ロボットは情報の鮮度を大事にするため、常に新しく記事が発信されるブログ・サイトを好みます。
新しい記事を書くだけでなく、既存のページに新しい情報を加えて更新するのも評価の対象となります。
既存ページを何の変更もなく保存だけして更新日付を変える作業をしても意味はありませんのでご注意ください。
間違っても、違反となるような記事作成をして検索結果に表示されなくなるペナルティは受けないようにしないといけないですね。