AIに監視される?! 人工知能がGoogle検索システムを大きく変える未来

      2018/05/29

 

検索システムを開発しているGoogleは、数年前から人工知能(AI)の研究・試験を積極的に行っています。

 

今までの検索システムは、人間がプログラムした法則性に従って検索に反映させていました。

でもこれからは検索システムの構築は人工知能が行っていき、より精度高くユーザーの求めるものを出せるようになっていきます。

 

また、検索の仕組みそのものも人工知能によって変わってきます。

 

ここでは、もうすぐ実現されるであろう新しい検索システムや、AIが検索システムに参入することで起こりうる変化を考察していこうと思います。

 

人間がAIに監視・支配される恐ろしい世の中が未来に待っているかもしれません…!!

 

※この記事は筆者の妄想を多分に含んでいます。

あらかじめご了承くださいm(_ _)m

 

 

画像で検索する

今までは文字を入力して検索するのが当たり前でしたけど、「携帯のカメラで撮ったものが何なのか」という画像での検索もAIが可能にします。

 

たとえば犬の写真を撮って犬種を調べたり、旅行で写真を撮って建物や景色の名前を調べたり、ドラマで出てきた俳優の写真を撮って名前を調べたりすることができるようになるわけです。

 

その他にも、画像での検索は私たちにいろんな便利をもたらしてくれます。

 

宿題の答えが出る

数学の計算式の写真を撮ったら答えを出してくれるかもしれませんね。

 

それを書き写せば宿題は終わりです。

 

学力テストの時には持ち物検査が必要になりますね^^;

 

 

料理の写真を撮るとレシピが出る

たとえばレストランで食事をするときに、家でも作れるようにレシピが欲しいなと思ったら写真を撮ってレシピを確認することができるようになります。

 

材料が分かればカロリーを計算したり、栄養が摂れるかどうかも分かるようになりますね。

 

 

病気の可能性が表示される

たとえば、水虫の人が自分の足の写真を撮って検索したら、水虫の可能性や治し方を教えてくれるようになるかもしれませんね。

 

水虫っていろんな種類がいて治療法も様々なのですが、それも画像認識で最適な治療法を出してくれるかもしれません。

◯◯菌 70%
◯◯菌 20%
◯◯菌 10%

みたいに割合や可能性を数値でだしてくれます。

 

同じように、乳がん・白内障・黄疸などの病気を調べたり、爪の健康状態で体の別の部分の症状を予測したりというのも人工知能は可能にするかもしれません。

 

病気以外にも、老化についても初期症状が出てきたら教えてくれるようになるかもしれませんね。

 

たとえば顔のシミの肉眼で捉えられないほどの初期変化を見つけてくれるかもしれませんし、将来の薄毛の可能性やシワの出来具合の予想もAIがしてくれるとおもいます。

 

それも医療機関や検査キットに頼らずに、誰でも手軽に調べられるようになって。

 

今のAI技術ならすでに十分に実現可能な領域です。

 

 

鼻歌を歌ったら曲名や動画が出てくる

知ってる曲なんだけど曲名が思い出せない!

町で聞いたあの音楽何ていうのかな?

 

なんてときに鼻歌で検索ができるようになるかもしれませんね。

ついでに人気動画を出してくれたりもできます。

 

 

人工知能が個人を監視して学習していく?

人工知能が検索システムに入り込んで、毎日学習を繰り返していくと、個人の検索を監視していく恐ろしい未来が来るかもしれません。

 

表向きはマーケティングのためで、個人の趣味嗜好に合わせてよりユーザーが好む商品や情報を提供するために検索を学習していきます。

 

 

しかし、裏では個人の検索の仕方から人間としての危険性を探ることも行っているかもしれません。

 

たとえば犯罪者のデータを参考にして、犯罪者の検索の趣味嗜好にあてはまるかを見ることもできます。

麻薬の入手方法を調べていたり、児童ポルノが好きだとか、サラ金について調べていたり、などなど膨大なデータをもとに犯罪者になる可能性を審査していくのです。

 

これをもとに、銀行やクレジットカードのブラックリストを作成したり、個人の信用度に合わせて銀行融資の上限を決めたり、犯罪をしてしまった人の再犯率を予測して刑罰を増減させたりといった使い方ができますね。

 

 

なんだったら今もうAIのデータ収集はすでに始まってると思います。

スマホでGoogle検索をしようとすると「マイフィードの確認」というのが出てきます。

 

これを開くと、過去の検索を参考にしてユーザーが興味の有りそうなニュースを提案してくれます。

 

たぶんこのニュースも一覧を表示するだけでなく、その後ユーザーがニュースを開く・開かないをデータ取りしたり、どのくらいの時間見ていたなどを集計して、次の精度アップに活かしていると思うんですよね。

 

こうした毎日の何気ない選択が人工知能を学習させていくんです。

 

もう始まっているとしたら、危険なワードでの検索や匿名掲示板での過激な発言、SNS上の発言なども控えないといけないですよね・・・。

 

 

AIスピーカーって使ってて大丈夫なの?

今話題のAIスピーカー。

テレビCMでも積極的に広告してますし認知度もかなり高いと思います。

 

「OKグーグル」

「アレクサ」

「ヘイ!シリ」

「コルタナ」

なんて掛け声で反応してくれるわけですけど、これって24時間音声認識して呼ばれるまで待機しているわけですよね。

 

ということはつまり、何気ない日常会話までAIに全部聞かれてるということです。

 

これって、本当に大丈夫ですか?こわくないですか?

 

意図的に言葉を選んでおこなう検索とは違って、素の状態の人間性もAIに観察されるわけですからね。

聞いている音楽や見ているテレビも筒抜けかもしれませんよね。

 

やろうと思えばそこまでできる技術ということですよ。

 

便利なところだけ見れば良いものですけど、24時間AIに監視されたりハッカーによる悪用の可能性があることを考えるとかなり怖くなりますね。

 

 

※追記

この記事を書いた5日後に、AmazonEchoスピーカーでの恐ろしいトラブルがニュースにあがりました。

 

録音した夫婦の日常会話をメールで勝手に送信してしまったというんです。

 

「アレクサ」と言ってスピーカーを呼び出して使うものなのですが、夫婦の会話の中で使った「アレクサ」という単語を呼び出しと勘違いしてしまったのが原因だということ。

Amazonは今後の再発防止に努めるとしています。

 

とりあえずAIの暴走とかじゃなくて良かったですけど、プライバシーや個人情報の観点から見てこわい事件ですよね。

 

 

私達はいつまでもロボットが人間の手の中に収まっているとは思わないほうがいいのかもしれませんね。

 

AIについての正しい知識を持って対処する「AIリテラシー」なんて言葉が生まれても仕方ない時代に突入しています…。

 

 

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