知らないということは損 無知に対する危機感を持とう

      2017/04/16

インターネットの普及で情報がたくさん流れ、自分で調べるということが可能になりました。「ggrks(ググレカス)」という言葉があるように、気になったことは自分で検索して調べるのが当たり前になってきています。

私自身、7年前と比べてインターネットを使って調べごとをすることが格段に増えたと感じます。「あの単語はどういう意味なのだろう」「こういう時はどうしたらいいのか」気になることはすぐに検索してスッキリしたくなります。

スマートフォンの普及でインターネットは私たちにかなり近い存在になりましたね。ガラケーの時は街を歩いていてパッと思いついたことをすぐに検索するということはなかったです。どうしても調べたい時には家に帰ってパソコンで調べていました。

それが、スマホでパソコンと同じことができるようになり地下鉄でも電波が通るようになると暇な時間になんでも調べるクセがつきました。携帯のおかげで人ごみの中で目のやり場に困らないというメリットもあって、みんなスマホをいじるようになりましたね。

 

現代は情報社会と呼ばれ、情報を持つ者がお金を手に入れる時代ともいえます。お金を取られて損をしないためにも、情報と知識を持って時代を生き抜かなければなりません。

 

高い料金を支払い続ける

携帯電話料金に高いお金を払っていませんか?

毎月1万円を払っている人は年間で12万円支払っているということですよね。10年で120万円です。その分の価値を利用しているなら良いのですが、ほとんどの人はそこまでの使い方ができていないのではないでしょうか。

条件付きではありますが月額980円や1980円といった格安スマホのプランが今はあります。1万円の違約金を支払ってでもすぐに解約して乗り換えた方がお得な人が沢山います。

 

このほかにも電気代車の任意保険生命保険家のインターネット料金などなど毎月継続的に支払っている料金のプランを見直すことでかなりの節約ができるはずです。それを「面倒くさい」「聞いてもよく分からない」「担当者に任せた」「時間がないから」という理由で適当に済ませている人が多いです。

10年20年と支払っていくことの損失を今一度考えてみましょう。見直しによって100万円浮いたらそれで買い物や旅行ができますよね。

 

 損な選択をしている

自分で行うことをせず、なんでもかんでも業者にまかせてしまえばもちろんその代金を支払わなければなりません。本当は安くすます方法があったとしても。

たとえば車のパーツ交換や配線工事も自分で知識をつければ簡単にできてしまいますし、ディーラーで正規品を買うよりも安いパーツはたくさんあります。

たとえばパソコンが壊れた時は自分でハードディスクを交換して直すこともできます。今までパソコン買い替えで10万円かかったのがハードディスク代の5千円程度で済んでしまいます。

「ネットで調べて素人が家をリフォームした」という話も聞きます。材料費こそはかかりますが、その他の経費にお金をかける必要はなくなります。(もちろん仕上がりには差ができます)

DIY(Do it yourself “自分で行う”)によってプロに委託する料金を節約することができます。

 

知らないと詐欺にあう

「オレオレ詐欺」に引っ掛かる人が多いですよね。「私はそんなのひっかからないよ」と自信満々な人が実際に騙されています。息子の事故と聞いて冷静な判断ができなくなるのがひっかかる原因ですが、じつはもうひとつの原因があります。それは「集団で騙してくることを知らない」ということです。被害者を名乗る人から電話がかかってきたり、弁護士や保険会社からの電話がかかってくると、とたんに信じきってしまいます。そして息子に電話してたまたま息子がでられなかった時に、「本当に事故にあったんだ」と感じその日の内に現金を振り込んでしまいます。

「オレオレ詐欺」が単純なモノという思い込みが被害を生んでいます。

こうした手口もあるということを知っていれば引っ掛かることは少なくなっていたはずです。

 

「還付金をあなたに差し上げますので銀行ATMで操作をお願いします」といって逆にお金を取られてしまう詐欺もあります。これは「ATMの操作が分からない」ことを利用した詐欺です。

 

アダルトサイトにアクセスしたとたん「有料会員登録ありがとうございます」と表示されて慌ててサイト運営会社に電話をしてしまい料金を請求されたという被害もあります。これも「ワンクリック詐欺」には支払う必要はないということを知っていれば被害にあっていなかったはずです。

 

 

補助金やキャッシュバックが得られない

役所に行って補助金を受けるには自分で申請をしなければなりません。補助金の制度自体を知らなければお金を受け取ることはできません。

「インターネットの新規契約で3万円キャッシュバック!」というキャンペーンを謳っていても、すべての人が3万円きっちり受け取るわけではありません。おそらく受け取り方の説明は案内の人から聞いているはずですが、受け取り方がかなり複雑になっています。このため受け取り期限を過ぎて利益を逃す人が多いです。

 

 

政治家に騙される

政治というのも、無知を利用した搾取です。かなり専門的な分野であるため、一般の人が深く理解して言及することはなかなかできず、表面的な部分を見て批判することしかできません。

そのため野党は大多数の支持を得るために与党の表面的な批判に回っています(個人の見解です)。与党も同じようなものです。そしてそんな政治家たちを選んでいるのは大多数の無知な人々です。

もちろんきちんと勉強して真面目に考え抜いて選んだ人もいるとは思いますが、それは自分に利があることを見込んで選んでいる有権者です。簡単にいうと、お金持ちはお金が自分に入るように政治家を利用しています。利用といってもお金や品物を渡して見返りを求めるような法律違反はしませんよ。あくまで個人的な付き合いをして近づいていきます。

そしてお金持ちが有利になるように決めた政策に私たちは税金を支払っています。表向きは国民みんなのためと言いつつ、じつは一部の人が莫大な利益になる仕組みです。知識のない国民は政策に従うしかなく、印象の良いことを言う人を信じるほかありません。

そんな仕組みを変えたいと政治家を志しても、権力者や富豪にとって不都合なのですぐに潰されてしまいます。この仕組みを変えたければ国民全員が正しい知識を身に付けて深い議論ができるようになるほかありません。

 

ハロー効果

政治家や専門家という肩書きによって人は安心感を覚えます。これを心理学用語でハロー効果と言います。ハロー効果とは、一部分の印象に影響を受けて他の部分もそれにつられてしまう現象のことをいいます。権威ある人の言葉は、たとえ事実と違っていても信憑性があるように聞こえてしまいます。

 

さいごに

以上ように、無知であることは自らの損失を招いてしまいます。私自身、まだまだ勉強不足で損をしていることが多いです。無知なので損をしていることにすら気づいていないかもしれません。極端に言えば日本に住むこと自体損かもしれませんよね。

お金を持つ人のもとにお金は吸い寄せられていきます。こうして知識がない人は知識を持つ人に搾取されていくのです。このため経済の二極化、つまり貧富の差が進んでいきます。

だまし取られることに対して文句を言っているだけでなく、損をしないように知識をつけることに努力しなければなりません。今は自分の身は自分で護る術が必要です。

 

 

 - ネットで使える仕事術