自分の性格を変える5つの方法

      2018/05/23

「理想の自分になりたい」

「憧れのあの人みたいになりたい」

「ダメな自分を変えたい」

「どうしてもネガティブに考えてしまう」

 

自分の性格について誰もが持つコンプレックス。

「変えたい」と何度も思い幾度となく挑戦してきたものの結局変わらず。

 

「性格は変わらないものなんだ」とあきらめているのではないでしょうか。

 

 

①言い訳をやめる

「もともとこういう性格だから」

「何度ためしてもダメだったから」

「小学校の頃から勉強がダメだったから」

「小さいころに本を読んでなかったから」

「女子校・男子校だったから」

 

自分が変われない言い訳を並べるのはやめましょう。

 

言い訳をするということは理由をつけて変われない自分を肯定したいという心理の現れです。

自分は変われないからしょうがないと言い聞かせて逃れているだけです。

 

 

三つ子の魂百まで

人間の性格は脳の発達の関係上3歳までに形成されると言われています。

 

親から受ける愛情、言葉、経験によってその人の価値観が形成されます。

それを大人になってから変えることはなかなか難しいとされています。

 

まずは人間の性格をかえるのは簡単なことではないことを理解してください。

 

もともと私たちには動物の本能として、変化を嫌う習性があります。

これは安全に生き残るために備わった生存本能です。

 

たとえば新しいことにどんどんチャレンジして新しい草や動物を無作為に食べてしまえば、そのうち毒のあるものにあたり死んでしまいます。

安全だと分かっているもののみを口にすることで生涯を安心して暮らすことができます。

その生物としての本能が新しい挑戦を邪魔しているのです。

 

 

 このことからも分かるように、自分をかえることは決して簡単なことではありません。

1度や2度やってみてできなかっただけで、変われないと決めつけてしまうのは良くないです。

 

まずはできない言い訳をやめてストッパーをはずしましょう。

できない理由を探して言い訳をしているうちは自分を変化させるための行動はできません。

 

 

②なりたい自分をイメージする

どんな姿で働いているのか、自由な時間は何をしているのか、恋人はどんな人なのか、何を食べているのかなど思いつく限りの自分の理想の姿をイメージしてください。

 

そのイメージが具体的であればあるほど効果が後程出てきます。

 

また、忘れないうちに箇条書きでよいのでメモしてトイレや冷蔵庫などよく見る場所に貼っておきましょう。

そのメモを見るたびになりたい自分を思い出してください。

 

たとえば、「絶対に遅刻をしない人」になりたいとします。

 

まずは早寝早起きをしていますね。

夜遅くの食べ物やゲームはしないでしょう。

朝起きたら朝食を食べてコーヒーを飲みながらニュースを見る。

電車に乗る時間は早めに設定し、1本乗り遅れても余裕で着くようにする。

仕事場に付いたらタバコを1本吸う。

 

・・・などなどイメージを具体的に持ちましょう。

 

 

③外見から変わってみる

お化粧をすると自分に自信がつき、行動も積極的になれます。

 

空手の道着を身に付けると何だか自分が強くなった気がしてきます。

ゲームで「かくとうかのどうぎ」を装備すると攻撃力が10上がるのもこの原理かもしれません。

 

 

優秀な学生になりたければ、制服をきっちり着こなし髪型も整えましょう。

仕事のできるビジネスマンになりたければスーツだけでなく腕時計と靴もピカピカのものを揃えます。

外観から変わることでなりたい自分になるための気分を高めることができます。

 

多少お金をかけてでもそれはするべきです。

未来の自分への投資として行います。

「せっかく高いお金をかけたんだからきちんとしなくては」という心理を利用しましょう。

 

 

また、「周りから見られている」という意識をもつことで「こうなくてはならない」と行動も変化します。

気分を高めてくれるのと同時に、自分にプレッシャーをかけることもできるのです。

 

また、心理学に「アルバート・メラビアンの法則」というのがあります。

人の印象を決定づけるのは見た目が55%・話し方が38%・話の内容が7%であるという法則です。

初対面で人が印象に残りやすいのは服装や顔、髪型などの視覚情報だということです。

 

企業の採用面接では最初に部屋に入ってから3秒以内に合否が決まると言います。

 

それほど見た目が与える信頼感や安心感のインパクトは大きいということです。

ビシッとスーツを着て整った髪型の人と、しわくちゃでヨレヨレのシャツで髪もボサボサの人ではどちらを企業が採用したいかは明白ですよね。

 

 

加えて立ち振る舞いや話す時のクセも見た目に次いで印象に残ります。

背筋を伸ばしてスタスタ歩く人はそれだけで仕事ができるイメージになります。

 

話をする中で人が不快になるようなクセも注意しなければ悪印象を残してしまいます。

笑顔を保ち、大事な部分は相手の目を見て話すようにします。

意外にも一生懸命考えて話した内容はあまり重要ではないということです。

 

この初対面での印象は1年以上も効果が続くとされています。

最初に受けた印象はその後のイメージ払拭を試みてもなかなか変わらないということです。

これをうまく利用し、好印象になるような見た目を作りましょう。

 

 

④なりきってみる

俳優や女優になった気分で、そのなりたいキャラクターになりきるのです。

 

マンガやアニメのキャラクターになりきるのは周囲から距離を置かれることになるのでオススメできません。

なりたい姿をイメージし、その人であればどう行動するのかを考えるのです。

そうして役に徹することを繰り返すうちにやがてそれが自分のものになっていきます。

 

私は仕事で行きづまった時、どんな自分であればこの状況を打開できるかを具体的にイメージし、そして役に徹してなりきって乗り越えてきました。

 

やり手の営業マン、熱心な勉強家、速読のできる読書家、笑顔が絶えない朗らかな人などなどあらゆる自分を設定して役作りを行ってきました。

それが面白いくらいに営業数値に結びついてきました。

 

見た目に行動がともなえば周りの評価もすこしずつ変わってきます。

あなたに対する接し方や寄ってくる人も変化していくはずです。

 

 

⑤知り合いを増やす

理想の自分が一緒に食事している仲間はどんな人でしょうか。

 

知的で物知りな人、話がいつも盛り上がる面白い人、ゴルフが趣味の人、どこかの会社の社長でお金持ちな人など。

 

人との付き合いは自分の知識を増やしてくれ、体験したことのないことも話の中で疑似体験できるので非常に経験値が貯まります。

これを積極的に活用してなりたい自分にどんどん近づいていきましょう。

 

良くある話で、結婚すると夫婦は性格も体型も似てくるといいます(例外ももちろんあります)。

一緒に過ごす中で感情や価値観を共有し性格も少しずつ変化し、食べ物も基本的に一緒なので体型も変化していきます。

私も結婚してから2つの意味で丸くなったと言われました。

 

心理学で「ランチョン・テクニック」というのがあります。

これは一緒に美味しいものを食べることで気分が良くなり、話の内容も楽しいものになることを利用したテクニックです。

 

食事の中であれば普段は話さないような心の開けた話もしやすくなります。

一緒に食事をする行為は人間関係を近づけてくれるという効果があるのです。

 

また、普通は仲が良いから一緒に食事をするものですが、逆に一緒に食事をしているから仲が良いのだと脳を錯覚させる効果も狙えます。

これから仲の良くなりたい人とは一緒に食事をすることがオススメです。

 

付き合う人、一緒に過ごす人を変えることで人は一段と成長できるものです。

食事をいつものメンバーと行くのではなく、あまり一緒にしないタイプの人に声をかけて新しい発見をするのも面白いものです。

 

憧れの先輩や自分にない長所を持った人と深くかかわり合うことでその人の長所をわけてもらう意識をしてみましょう。

 

 

まとめ

否定的な意見を捨てて言い訳を探すのではなく、なりたい自分をイメージし外見から変わりなりきってみる。

 

そして付き合う人を増やして自分にないものを積極的に吸収していくことで性格は少しずつ変化していきます。

 

性格が変わるから行動が変わるのではなく、行動を変えて性格を変えるのです。

 

行動を変えるのであれば今日からでもできます。

その積み重ねで自分の心をコントロールしていきましょう。

 

 

 

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